FAQ > 残業はどの程度ありますか?
職種や時期、個人のスキルによって差はありますが、参考として2023年12月の平均残業時間は12.15時間、うち休日残業や深夜残業は0時間となっています。
主な傾向として、スキルが身についているL3(リード)以上の残業は少なめ、まだ業務に慣れていないL2(ジュニア)以下の残業は多めとなっています。入社半年以内のメンバーの中には、毎月20〜30時間の残業となっているケースもあり、かなり個人差が大きい状態です。
過去に残業が発生したケースについて従業員にヒアリングしたところ、次のような回答が挙がりました。
- 職種や案件に特有の繁忙期。経理の決算対応など。マニュアル化や効率化は進めているが、それなりに忙しいとは思う。
- 調子が良かったとき(回答原文:ノッてたとき)。キリが良いところまで仕事を進めたかったので。
- 入社直後の研修期間中。「あれも勉強しておこう」「このツールの挙動を確認しておこう」と毎日のように22:00ギリギリまで試行錯誤していた。残業してでも早めに業務に慣れたほうが、結果的に働きやすくなると考えた。大変だったけど成長を実感できた。
- 新しいメンバーが入社したとき。どうしてもサポートに時間を取られてしまった。自分も最初は周りにサポートしてもらっていたので、ある程度は仕方ないかなと割り切った。
- 新しい案件にアサインされたとき。キャッチアップのために朝早くから資料を読み込んでいた。
- 依頼内容を勘違いして、1から作業をやり直さないといけなくなったとき。22:00ギリギリまで働いてスケジュールを挽回した。「早めに関係者に確認しよう」「手戻りしないように気をつけて」と言われていたのに、つい後回しにしてしまっていた。自業自得だと反省している。痛い目を見たおかげで、仕事の進め方を意識できるようになった。自分の成長には必要な時間だったと思う。
前提として、原則的に「残業は非推奨」としております。定期的にマネージャーと従業員本人へ通知を送り、月末の残業予想時間をチェックするように促しています。
また、限られた時間の中でパフォーマンスを発揮できるように、スケジュール管理やスコープ調整など、プロジェクトマネジメントに関する社内研修や勉強会を実施しています。
残業を減らす方法としては、「仕事を雑に済ませる」「期限を後ろに伸ばす」「リーダー1人に負担を押し付ける」ではなく、「仕事の質やスピードを上げる」「最小の時間で最大の成果を出すために工夫する」「お互いにフォローしあえるように全員が切磋琢磨する」ことを好むカルチャーです。
残業時間を気にされる人の中には、こうしたカルチャーには馴染みにくいケースもあるかと思いますので、ご注意いただけますと幸いです。
「自己研鑽して仕事の効率を上げていきたい」「自信を持って家庭と仕事を両立できるようになりたい」といった意欲のある人なら、改善サイクルを回して、「頑張れば頑張った分だけ働きやすくなる」「自分の人生を自分で切り開くための実力が少しずつ身についている」と実感できるはずです。
<関連>