プロフェッショナル・マニフェスト

 
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風音屋は、プロフェッショナルが集まり、成長し、活躍する場を目指しています。 必ずしも「特別な何か」を持つ必要はありません。普段から1つ1つの「当たり前」を意識し、実践できていれば、業界の上位10%に入る人材だと考えます。
 
【3つのスキル】
3)依頼者の目的に沿ってプロジェクトを定義し、推進する(Project Skill)
2)自身の専門分野における頻出手法を学ぶ(Technical Skill)
1)日々の生活リズムと心身の健康を整える(Human Skill)
 
【5つのスタンス】
1)早期に成果を挙げ、成果によって次の機会を引き寄せる(Quick Win)
2)TakerではなくGiverとして振る舞う(Add Value)
3)頻繁かつ丁寧にコミュニケーションを取る(Build Trust)
4)期待されるQCDSを達成する(Deliver Result)
5)フィードバックを与え合い、改善サイクルを回し続ける(Keep Growth)
 
これらの「当たり前」の活動を通して得た学び、ナレッジ、ノウハウなどをアウトプットすれば、やがてはその分野の第一人者として周囲から信頼されるはずです。10の「当たり前」を積み重ねることで、気付いたときには「当たり前」を超えた存在になるのではないでしょうか。 このような希少性の高い人材が集まり、成長し、活躍できるような環境を作りたいと考えています。
 
 
 

【全体像】

 
 

【3つのスキル】

我々は、プロフェッショナルとして活躍するために、3つのスキルを向上し続けます。
 
3)依頼者の目的に沿ってプロジェクトを定義し、推進する(Project Skill)
2)自身の専門分野における頻出手法を学ぶ(Technical Skill)
1)日々の生活リズムと心身の健康を整える(Human Skill)
3つのスキル実現したいこと具体例
3) Project Skill・担当業務のQCDS目標を達成できること ・依頼者の目的に沿ってプロジェクトを定義し、  自ら推進すること目標設定、要件定義、情報収集、ヒアリング、合意形成、スケジュール管理、 WBS作成、TODO管理、関係者への定期的なレポーティング、会議メモ作成、 会議のファシリテーション、QA(品質保証/テスト/セルフチェック)、 報告・連絡・相談、エスカレーション、問題解決のためのロジカルシンキング
2) Technical Skill・担当業務に必要な専門知識を有すること ・自身の専門分野における頻出手法を学び、  実務に活かすこと(Analytics部門の例) SQL、BIツール、KPI策定、ビジュアライズ設計、クラウドインフラ、 システム設計、データモデリング、テスト、障害対応、運用監視 (Backoffice部門の例) 簿記、給与計算、企業法務、社会保険の知識、情報セキュリティ
1) Human Skill・担当業務に必要な心身の健康を保つこと ・高いプレッシャーと不確実な状況で、  安定してパフォーマンスを発揮し続けること体調管理、運動習慣、ストレス耐性、レジリエンス(回復力)、自己学習力、 モチベーション管理、自分を動機づける力、習慣を作る力、職業倫理、 やり抜く力(GRIT)、対人関係能力、ビジネスコミュニケーション、文章力、 アンラーン、フィードバックを素直に受け止めて実践に活かす力
 
1)心身の健康を保った上で、2)必要な専門知識を身に着け、3)プロジェクトで成果を出していく、ということで【自分 → Human Skill → Technical Skill → Project Skill → 顧客 → 社会】という流れを想定した書き方をしています。1人のプロフェッショナルとして社会を支えているので「自分」を下に、「社会」を上に記載しています。
 
Project Skill が不足している場合はプロジェクトマネージャーによる支援(Project Management)、Technical Skillが不足している場合はシニア専門家による支援(Technical Management)、Human Skillが不足している場合は人事担当や担当マネージャーによる支援(People Management)が必要となります。
 
3つのスキルスキル不足を補うためのサポートサポート提供者
Project SkillProject Managementプロジェクトマネージャー
Technical SkillTechnical Managementシニア専門家
(例:シニアエンジニア/シニアコンサルタント)
Human SkillPeople Management人事担当やマネージャー
(例:エンジニアリングマネージャー)
 

【5つのスタンス】

プロフェッショナルのスキルを伸ばすために、5つのスタンスを徹底します。
 
1)早期に成果を挙げ、成果によって次の機会を引き寄せる(Quick Win)
2)TakerではなくGiverとして振る舞う(Add Value)
3)頻繁かつ丁寧にコミュニケーションを取る(Build Trust)
4)期待されるQCDSを達成する(Deliver Result)
5)フィードバックを与え合い、改善サイクルを回し続ける(Keep Growth)
 
5つのスタンス実現したいこと望ましい振る舞いの例
1) Quick Win早期に成果を挙げ、 成果によって次の機会を引き寄せる・最初の30分〜遅くとも初日には1つ目の成果を出す ・3ヶ月かけて全てを整備するのではなく、  まずは1日で最重要のTODOを1つだけでいいので整備してみる。 ・壮大な計画を立てる前に、まずは1つ成果を出してみる。 ・30分でここまで出来たから3ヶ月ならここまで出来そうだ、  と説得力のある未来を示す。
2) Add ValueTakerではなく Giverとして振る舞う・相手を主語にして、相手への価値提供について話す。 ・打ち合わせで積極的に議事メモを取る。 ・打ち合わせに参加したら何かしら1つ価値を提供する。 ・自分が困ったときには愚痴を言うのでなく仕組みの改善をリードする。 ・自分の評価よりもステークホルダーの成功について議論する。
3) Build Trust頻繁かつ丁寧に コミュニケーションを取る・コミュニケーションを重ねて信頼残高を積み上げる。 ・すぐ対応できるかどうかは別として、まずは一次回答する。 ・事後ではなく事前に一言連絡する。 ・1人で勝手に結論を出すのではなくステークホルダーに声をかけて  関係者間の認識を摺り合わせる。
4) Deliver Result期待されるQCDSを達成する・目標を達成して、目の前にいる相手、そして社会の役に立つ。 ・ステークホルダーの問題解決に繋がっているのかを常に確認する。 ・その月の目標を月末ギリギリではなく早いスケジュールで達成する。 ・その月の目標をMustだけではなくWantまで達成する。 ・約束したことをきちんとやり抜く。
5) Keep Growthフィードバックを与え合い、 改善サイクルを回し続ける・フィードバック、ファクト、データを踏まえて、改善を繰り返す。 ・積極的に、レビューをしたり、レビューを受ける。 ・一度受けたレビューは次から受けないように改善する。 ・耳の痛い指摘を自分から積極的にリクエストする。183の精神。 ・自分にとって不都合な真実から目を背けずに立ち向かう。
より良い仕事を行うには、プロフェッショナルとしてのスタンスが必要不可欠です。スタンスが伴っていない場合、小手先のテクニックを身に着けても、スキルは伸びません。資格が増えたり、ツールの使い方を知っても、生きたスキルにはなりません。
 
例えば「成果を出す」(Deliver Result)というスタンスがなければ、ツールの知識(Technical Skill)をいくら学んでも、実践的なスキルは身につきません。覚えたてのツールを使うことばかり考えて、目的と手段が入れ替わってしまうからです。「ツールを導入したけど誰の役にも立たなかった」という人材に「そのツールをメンテナンスするコツ」を聞きたいと思えるでしょうか。
 
 

【補足事項】

 

よくある誤解 - 風音屋ではハードスキルが重視されるのか

風音屋では「エキスパート」(特定分野に詳しい人材)ではなく「プロフェッショナル」(顧客に価値提供する人材)を重視しています。Technical Skill が高くても、それ以外のスキルが身に付いていない場合は「見習い」として扱います。
 

なぜ我々はプロフェッショナルを重視するのか

日本社会が災害・事故に対して取り組みを進める中で、我々には何ができるでしょうか。(中略)私たちの仕事によって沢山の人たちを救うことができるかもしれません。 私たちの仕事が巡り巡って10年後に1人の人生を救うかもしれません。 逆も同じです。「数字がズレていた」「リストの抽出条件に誤りがあった」「データ連携が遅延していた」「作業に手戻りがあって見積もり通りに終わらない」「依頼事項と違う作業をしていた」など、私たちが仕事を上手く進められないとどうなるでしょうか。 救えたはずの人を救えなくなってしまいます。1つの小さなミスが、1人の人生を奪うかもしれません。
いざというときにベストを尽くせるのは、普段からベストを尽くしている人だけです。 普段からベストを尽くしている人、いつでも安定して成果を出せる人をプロフェッショナルと呼びます。 私たちもこの社会の一員です。日本中の人たちがデータを見てビジネスを改善できるようにお手伝いをしています。 物件の耐震工事や自動車の走行経路が1つ違うだけで、人の命が救われることだってあります。 そういった意思決定をするために人々はデータを頼りにします。私たちの仕事が意思決定を左右します。 私たちは社会をより良くするために仕事をしています。その貢献の対価としてお金をいただいています。
 
「データ」というのは意思決定を支える武器です。 意思決定が間違ったら、10万人以上の顧客、100人以上の社員、世界中の投資家、その家族など、沢山の人々の生活に悪影響を与えます。 逆に言うと、良い仕事をすれば、それだけ沢山の人々の生活に良い影響を与えることだってできるはずです。
分析レポートを書いたりプログラムを書くだけなら高校生にだってできます。 わざわざ高いお金を払って仕事をお願いする意味がありません。 沢山の人生に対して責任を持ち、沢山の人生に影響を及ぼすからこそ、その仕事には意味があるのではないでしょうか。
沢山の人生を背負っているから、大変で、つらくて、苦しいわけです。 沢山の人生を背負っているから、期待されて、求められて、評価されるわけです。 沢山の人生を背負っているから、やりがいがあって、楽しくて、面白いわけです。 そういう誇りを持って自分の仕事と向き合い、プロとして振る舞うからこそ、プロとして活躍できるのではないでしょうか。
 

どのようにスキルを身につけるか

■ 112冊の課題図書
 
■ 研修課題「K-DEC」
 
■ 社内勉強会
 

プロフェッショナル・マニフェストを組織に定着させる工夫

従業員がプロフェッショナルマニフェストを意識しながら働けるように、人事についてのあらゆる意思決定を、プロフェッショナルマニフェストにもとづいて行っています。
 
  • 採用選考(1次面接)で、面接官は「3つのスキル」に点数をつけていきます。
  • 採用選考(2次面接)で、面接官は「5つのスタンス」に沿った質問をしています。
  • 入社後のオンボーディングでは「5つのスタンス」に沿った行動ができているか、毎週チェックシートを記入していきます。
  • 定期的な人事面談では「3つのスキル」をもとに等級(グレード)の評価が行われます。
 
風音屋では、採用基準も、人事評価も、給料も、このプロフェッショナルマニフェストに沿って決めています。プロフェッショナルマニフェストを意識しながら働いてほしいということで、意図的に人事制度に組み込んでいます。
 
風音屋では「採用基準」から「給与査定」まで、あらゆる人事面の意思決定が、このマニフェストにもとづいています。プロフェッショナル・マニフェストを意識しながら担当業務を進めることで、仕事の成果も、蓄積される学びの質もまったく異なるものになります。
特徴的なのは、データ分析やプログラミングの能力だけがあっても「Technical Skill」しか満たさない というところです。データ経営を実現するためには、もちろん技術も大切ですが、それだけでは不十分です。依頼者の目的に沿っていなかったり、目指すゴールと違うところに突っ走ってしまったりしても、よい成果にはつながらないからです。
もし技術だけを追求してしまうと「手を動かせる人だったら誰でもいい」「どの会社でもいい」といった仕事ばかりになってしまいます。これではデータ経営の実現にはつながりません。ほかの条件も満たすことで初めて「風音屋だからこそ相談したい」「データ経営を実現するためには、風音屋の進め方に乗るのがベストだ」とクライアントに信頼してもらえるのです。
 

プロフェッショナルマニフェストはどのような経緯で作られたのか

風音屋という会社は、1人のプロフェッショナル人材の週末副業から始まっています。
  • 自分の知識や経験を活かして、沢山の人たちの役に立ちたい。
  • 1つの会社のために働くのではなく、社会に広く貢献したい。
そういった想いを込めて風音屋という会社が設立されることになりました。
 
風音屋がまだ社員を採用していなかった頃、代表ゆずたそがアルバイトスタッフのキャリア相談に対して「こういうことを心がけてほしい」「こういうメンバーが集まる場所にしたい」と話しました。これが後の「プロフェッショナルマニフェスト」の原型となっています。
風音屋という会社の根底にあるのがプロフェッショナルマニフェストなのです。