福岡地所様にて「データ整備」に特化したデータマネジメント研修を行いました(2024年)

株式会社風音屋(以下、風音屋)は、福岡地所株式会社(以下、福岡地所)のDX推進支援の一環として、昨年に引き続き、データ利活用における要である「データ整備」に特化したデータマネジメント研修を行いました。

お客様のご活動

福岡地所は「福岡をおもしろく」という想いで、福岡を拠点に都市開発やオフィスビル、商業施設、マンション、ホテル、物流施設などの開発に取り組んでいます。
同社のDX推進部では、福岡地所及び福岡地所グループ全体のDXを推進することをミッションとして、データドリブンな意思決定の実現、社員の生産性向上、安全・便利な業務環境の維持・提供など、様々な角度から事業変革に向けた施策に取り組んでいます。
風音屋は2年以上に渡り、データマネジメント領域における技術顧問サービスをDX推進部に提供しております。

プロジェクト概要

福岡地所様では、すでにBIツール「Tableau」が導入されており、データ利活用に向けた社内研修が行われている状況ではありました。今後の意思決定の加速を見据えて、データ分析の要である「データマネジメント」を一層強化していきたいというご相談をいただきました。
「データマネジメント」が注目される背景として、必要なデータを安定的に取得できていないために「十分なデータ分析ができない」「データ分析に時間がかかる」というケースは、昨今、多くの企業様で見受けられております。
こうした課題への事前策として、風音屋では分析アイデアを実現するための「データ整備」の研修を開催しました。①どのようなデータが必要なのか、②受領したデータをどのようにチェックするのか、③不足データをExcelシートでどのように補うか、④データ入力システム導入時に何をチェックするかなど、4つのステップに分けて解説いたしました。

データ整備は活用の前工程!必要なデータを明らかにする

最初に本講座の意義についてお伝えしました。データ整備(収集・加工)は分析の前工程であり、データ整備なしにデータ分析を行うことはできません。必要なデータを明らかにし、データを収集・加工するための第一歩として、DFD(データフロー図)の作成手順を解説いたしました。

受領データのチェック観点やExcelシート整備の勘所

STEP2では受領データをチェックする観点を、STEP3ではExcelシート整備の勘所について解説しました。講義だけで終わるのではなく、実務に活かせるように、チェックシートをお渡ししています。

参加者の感想

本研修では44名の方にご参加いただき、研修の最後にはアンケートにお答えいただきました。
 
“データを活用していくためには、アイディア出しから実際に分析するまでに踏むべきステップがあり、それぞれ整理の方法やアプローチがあることを理解できました。“
“データ仕様を把握するための観点について参考になった。別の社内研修で作ったアウトプットとの繋げ方も説明いただけると、取り組み全体としての理解がより深まると思う。“
“チーム全員で参加できて良かったです。担当者全員がこうした研修を受けることで、効率的にDXを進めていけるようになると思いました。“
“データの出口から入口、構成する要素やポイントがイメージできました。一方で、ダッシュボードへの落とし込みの部分については別途学習が必要だと感じています。“
“実際にデータを活用し始めたこともあり、データの持ち方や在り方についてスムーズに理解することができました。“
“エクセルデータ作成時の注意事項が特にためになりました。もっと具体的な事例が豊富にあると、より理解が深まると思います。“
“自社が持っているデータの幅広さや可能性について部内で議論できました。とても有意義な時間となりました。“
 

技術支援だけではなく、ナレッジの提供を通した体制強化を

今回の福岡地所様の研修では、データ分析アイデアを実現するための「データ整備」のステップを紹介し、各部門で業務を担当されている社員の皆様のスキル向上・標準化を図りました。
 
こうした経営アジェンダの推進には、継続的なデータ分析を自社で行うための体制構築が重要です。風音屋では、研修サービスの提供を通して、クライアント企業の皆さまの体制強化を支援しています。研修の受講にご興味のある方はお気軽にご相談・ご連絡ください。
 

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