FAQ >【中途採用】未経験の職種に応募することはできますか?
未経験の職種に応募する中途転職者に向けて「この職種に応募するならこういったことを学んでおくとオススメですよ」というガイドを提供しております。
カジュアル面談にて「未経験での中途転職」に関するご質問を多く寄せられたため、このガイドを作成し、公開することにしました。
あくまで参考資料であり、応募にあたっての必須条件ではありません。ただ、自己学習を通して「自分はこの仕事に向いている」「この分野の学習が苦にならない」とチェックしておくと、自信を持って応募できるようになるはずです。
その職種のことを知らずに入社して、後になってから「やっぱり自分には合わない」「想像していた内容と違った」といったミスマッチが発覚すると、お互いに労力や時間がムダになってしまう恐れがありますので、ご注意ください。
このガイドではベーシックな資格やスキルを中心にご紹介しております。最終的に風音屋を選んでいただけなかったとしても、他社への就職に役に立つはずです。ぜひキャリアを考えるヒントにしていただければと思います。
データコンサルタント/データアナリスト
①SPIの対策
「分析」の仕事では、徹底的に考え抜くことが求められます。大量の情報を迅速に処理するトレーニングとして、適性検査「SPI」の対策から始めてみてはいかがでしょうか。人気のSPI対策本としては『これが本当のSPI3だ!』『これが本当のWebテストだ!』等があるので、よかったら手に取ってみてください。
②ロジカルシンキング
ロジカルシンキングは「分析」の土台となるスキルです。ロジカルシンキングが身についていれば、BIツールの使い方やデータ可視化のテクニックなど、個々のハードスキルは入社後研修でも習得可能です。以下に推薦図書を掲載しています。ぜひゲーム感覚で楽しんでみてください。
また、ロジカルシンキングの実践例として、「現在あなたが担当している仕事」について「KPIは何か?」「KPIを2倍にするにはどうしたら良いか?」を考えてみるのもオススメです。思いつきのアイデアを列挙するのではなく、推薦図書を参考にして、構造的に分析してみましょう。
③文章力・資料作成
業務でデータ分析を行うのはビジネスの改善に役立てるためです。ステークホルダーは必ずしもデータの専門家ではありません。そのため、「相手にわかりやすく伝えるスキル」が必要となります。
「ドキュメンテーションに慣れていない」「自信がない」という人には、以下の書籍リストをオススメしています。ぜひ参考にしてください。
- ロジカル・シンキング練習帳(相手に伝わるメール文章の書き方)
- 文章力の基本(わかりやすい文章の書き方)
- 世界で一番やさしい 資料作りの教科書(ビジネスにおける資料作成の流れ)
- 入門 考える技術・書く技術(ロジカルライティングの全体像)
- 超スピード文章術(効率的な文章作成の流れ)
- 超・箇条書き(論点の構造化)
- 文章を整える技術(文章の推敲)
- 増補版 大人のための国語ゼミ(日本語の正しい文法)
- 一生使える 見やすい資料のデザイン入門(スライドの作り方)
- Google流資料作成術(資料に添付するデータ・図・表の作り方)
- GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた(ドキュメント文化での働き方)
④SQL
ほとんどのスキルは入社後研修で学ぶだけで十分なのですが「SQL」と呼ばれるデータベース言語については、事前学習をオススメします。風音屋のデータ分析業務ではSQLの利用頻度が圧倒的に多いので、先に慣れておいたほうが安心して仕事を始めることができます。
学習教材としては『集中演習 SQL入門 Google BigQueryではじめるビジネスデータ分析』という書籍があります。当社のインターン(経済学部の学生)が本書を読んだ後、すぐにSQLを用いてデータ分析を実施できるようになったので、この1冊だけでもおそらく十分なはずです。
データエンジニア
①プログラミング言語の基本的な使い方
何らかのプログラミング言語について、基本的な使い方を習得しておくことをオススメします。風音屋ではPythonを使うことが多いので、具体的な学習目標を設定するのであれば「Python3エンジニア認定基礎試験」という資格を取得してみてはいかがでしょうか。
②クラウドインフラの初歩的な知識
Google Cloud、AWS、Microsoft Azure のいずれかについて初歩的な知識を抑えておくことをオススメします。初学者が体系的に学習するためのガイドとして公認の初級資格が用意されています。
③発展資格または派生資格への挑戦
それぞれのクラウドインフラ(②)には、データエンジニアに特化した発展資格があります。これらの学習内容は入社後の業務に直結しますので、よかったら挑戦してみてください。
- Google Cloud Professional Data Engineer
- AWS Certified Data Engineer - Associate
- Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals
- Microsoft Certified: Azure Data Engineer Associate
また、周辺分野の知識を補うには、以下のような派生資格があります。実務では同等のスキルが求められるので、事前に目を通しておくと安心して仕事を始めることができます。
- サーバの操作に興味を持ったら、Linuxの資格「LPIC Level 1」をオススメします。データ集計のプログラムをインフラ環境に反映する(デプロイする)ときにLinuxの知識が必要になります。『1週間でLPICの基礎が学べる本』を流し読みするところから始めてみてはいかがでしょうか。
- データベースの操作やSQLを学ぶには「ORACLE MASTER Silver」や「OSS-DB Silver」といった資格があります。これらの技術を当社の業務で直接扱うことは多くないですが、BigQuery等のデータウェアハウスで同じような作業を行うことになります。
- ITに関する基礎知識を幅広く抑えるには「基本情報技術者試験」と呼ばれる資格や、その上位資格の「応用情報技術者試験」があります。パフォーマンスチューニングやセキュリティ要件を考えるにあたっては、こうした幅広い知識が必要となります。学生時代に情報系専攻ではなかった人が「大まかなキーワードを知っておく」状態を目指すには、これらの資格が適しています。
④データエンジニアリング分野のツールを試す
ぜひ実際にツールを試してみましょう。システムが動作する感動や面白さを味わってみてください。特にGoogle Cloudのサービスは個人で試す分には少額(ほぼ無料)で済むのでオススメしております。
- LookerStudio等のBIツールによるデータ可視化
- BigQuery等のデータウェアハウスを用いたデータ管理
- Dataform等のETL/ELTツールを用いたSQLによるデータ集計
- BigQuery StudioやCloud Functions等を用いたPythonによるデータ集計
- GitおよびGitHubによるソースコード管理
人事・労務
(さらなるキャリアアップとして)
③従業員が安心して働けるように「労務」の実践的な知識を身につけましょう。
- 書籍『意外とわかっていない人のための 人事・労務の超基本』:労務のトラブルや疑問点をQ&A形式で解説しています。次の「緑本」が難しいと感じたらこの本を読んでみてください。
- 書籍『はじめて人事担当者になったとき知っておくべき、7の基本。8つの主な役割。(入門編)』:人事業界では有名なシリーズの1冊で、通称「緑本」と呼ばれています。日本の労働状況や法制度にも言及しており、人事担当が知っておくべき背景知識を広く学ぶことができます。
- 資格「第二種衛生管理者免許」:労働者の健康を守るための国家資格です。当社の人事担当は資格取得を必須としています。1年以上の実務経験が必須なので、未経験者は入社後の受験となります。
④従業員が活躍できるように「人事」の実践的な知識を身につけましょう。
- 書籍『本当にほしい人材が集まる 中途採用の定石』:採用プロセスの一連の流れや注意点、テクニックや心構えを学ぶことができます。
- 書籍『組織になじませる力ーオンボーディングが新卒・中途の離職を防ぐ』:新入社員が活躍するまでの流れや注意点、テクニックや心構えを学ぶことができます。
- 書籍『従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント』:会社が目指す姿の言語化、会社と個人の成長を一致させる人事評価制度、個人の業績目標や行動・姿勢の目標設定、活躍するために必要なスキルの定義・トレーニング提供・チェック方法などを解説しています。
⑤採用候補者や従業員のコメントをもとに組織への改善提案ができると「自分が組織づくりに貢献している」と実感できるようになります。
- 書籍『行列のできるインタビュアーの聞く技術』:採用候補者や従業員にインタビューするためのガイドです。1人1人の人生に寄り添い、誰もが自分の物語の主人公として活躍できるようになっていただくことが、人事担当の使命の1つです。まずは1人1人を詳しく知るところから始めてみましょう。
- 書籍『データと対話で職場を変える技術 サーベイ・フィードバック入門』:従業員サーベイ(アンケート)の集め方や活用方法について解説した本です。当社はデータ分析の会社なので、データやフィードバックをもとに「組織のあり方」を見直していく、という姿勢を徹底したいと考えています。
⑥会社の文化を社内外に発信し、採用候補者や従業員1人1人の行動変容を促せると「自分が組織づくりに貢献している」と実感できるようになります。代表がAmazon、メルカリ、リクルートを参考にして社内の仕組みを作っているため、ぜひ人事担当にも背景を知っておいていただければと思います。
- 書籍『amazonのすごい人事戦略』:AmazonはOLPとよばれる14のキーワードを掲げており、採用・育成・評価の全てにおいてOLPを徹底しています。
- 書籍『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』:元メルカリの人事責任者・社長室長が、カルチャーを言語化するためのフレームワークを説明した本です。
- 書籍『リクルートのDNA』『リクルート 挑戦する遺伝子』:リクルートという会社の成り立ちや、創業者が行ってきた人事施策の創意工夫、IT企業への変革の過程が紹介されています。
営業事務・マーケティング
①書籍『弱者でも勝てるモノの売り方 - お金をかけずに売上を上げるマーケティング入門』:祖父の喫茶店を継いだ女性が、マーケティングを勉強しながらお店を立て直していくという本です。「マンガ+解説文」という構成で、初心者の1冊目としてお勧めです。
(さらなるキャリアアップとして)
③業務の流れや実践的なノウハウを知ることで、マニュアル作業だけではなく、自分なりに企画・提案ができるようになります。
- 書籍『現場のプロが教える!BtoBマーケティングの基礎知識』:BtoB(企業間取引)におけるマーケティング施策を紹介しています。すぐに実践できるような内容がピックアップされています。
- 書籍『沈黙のWebマーケティング』『沈黙のWebライティング』:漫画形式でWebマーケティングについて説明しています。Webサイトやコンテンツを活用して、家具販売や老舗旅館を立て直していくというストーリーで、試行錯誤の過程を追体験できます。
- 書籍『実践カスタマーサクセス - BtoBサービス企業を舞台にした体験ストーリー』:サービスを使い続けてもらい、お客様を支えていくためのガイドです。風音屋は「データ分析チーム」や「データ分析環境」の定額レンタルサービスを提供しているので、置き換えながら読んでみてください。
- 書籍『行列のできるインタビュアーの聞く技術』:お客様にインタビューし、憑依するためのガイドです。お客様が置かれた状況、目指す方向性、抱えている課題を理解することで、有益な提案ができるようになります。まずは相手の話を聞き、詳しく知るところから始めてみましょう。
- 書籍『付加価値のつくりかた』:お客様の意見や困り事をもとにして、自社のビジネス戦略を見直し、商品・サービスを改善していく(または新商品や新規事業を立ち上げる)ためのガイドです。お客様とのコミュニケーションの中には、会社のさらなる成長へのヒントが詰まっています。
④担当する業界・企業について調べてみましょう。相手のことを詳しく知ると、日々の仕事を少しずつ楽しめるようになります。風音屋の仕事で100社に関われば、一生飽きずに好奇心を満たせるはずです。
- 業界本を読んでみましょう。EC業界であれば次のような本を手に取ると良いでしょう。
- 担当企業を調べてみましょう。消費者向けに商品を販売する上場企業なら次の方法が考えられます。
- その会社の「コーポレートサイト」や「決算説明資料」を読んで、経営の方向性を知る。
- その会社に関する「ニュース記事」や「プレスリリース」を読んで、最近の状況を知る。
- その会社の「商品」を試して「レポート」を書き、自分なりに魅力を発見・解説する(*)。
*当社ではクライアント企業のビジネス理解を業務の一部と考えて、補助制度を設けています。例えば、ゲーム業界を担当する場合は、会社補助のもとで新作ゲームを購入し、業務時間でのゲームプレイも可能です。なお、補助制度の利用には一定の条件・限度があるため、その点はご注意ください。
経理・財務
③書籍『会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ―500年の物語』:会計の仕組みやルールがどのような歴史的経緯で作られてきたのかが紹介されています。資格勉強だと難しく感じた内容であっても「そういう理由で始まったのか!」と歴史の裏側を知ることで、スムーズに理解できるようになります。
(さらなるキャリアアップとして)
④資金調達:資金調達の業務を担当できるようになると、様々な施策を加速させ、会社の規模拡大に対してより直接的に貢献できるようになります。
- 書籍『銀行からの融資 完全マニュアル』:銀行とのお付き合いの仕方を学ぶことができます。
⑤管理会計:管理会計に詳しくなると、会社の状況を把握して「来年度は◯◯のお金を節約してはどうか」「ここを毎月△△件増やせば利益が□□%伸びる」などの改善提案ができるようになります。
- 書籍『儲かる経営の方程式―MQ会計×TOCで会社が劇的に変わる』:1つの図で経営状況をチェックする方法を学ぶことができます。
- 書籍『外資系金融のExcel作成術―表の見せ方&財務モデルの組み方』:Excelシートで将来の経営状況をシミュレーションする方法を学ぶことができます。
IT管理・情シス
②書籍『基礎からのIT担当者リテラシー』:未経験からIT担当(会社によっては情シスと呼ばれる職種)として働くことになる従業員を想定して、PC端末やネットワーク、セキュリティやアカウント管理など、業務の全体像と基礎知識を解説しています。
③書籍『売上が上がるバックオフィス最適化マップ』:ITツール導入によって、社内の様々な部署が効率化されて、利益を増やせるということが分かる1冊です。当社ではSaaS導入ではなくGoogle Sheetでお手製の簡易システムを作って済ませてしまうことも多いですが、実現したいことは同じです。
(さらなるキャリアアップとして)
④資格「Professional Google Workspace Administrator(管理者)」:Google Workspace 管理者の認定資格です。試験では「管理機能を含めたツールの使い方」「セキュリティやネットワークなどのITの知識」「状況に応じたベストな対応方法」など幅広く問われます。一人前の担当者として活躍するにあたっては、将来的にこの水準を目指していただきたいため、参考として記載しております。
⑤より実務に即した知識を得るには、以下のような参考書籍を読んでみるのも良いでしょう。
- 書籍『先輩がやさしく教えるシステム管理者の知識と実務』:障害対応、ログ監視、ライセンス管理、構成図・管理台帳など、より実践的な内容について紹介されています。入社後に実務経験を積みながら学んでいけると良いかと思います。
- 書籍『図解即戦力 ISO27001:2022の規格と審査がこれ1冊でしっかりわかる教科書』:ISO27001は、自社が情報セキュリティの管理体制を整えていることを、客観的に評価・発信するための認証制度です。制度の趣旨や内容を把握しておくと、日々の業務を進めやすくなるかと思います。
- 書籍『プロダクトマネジメントのすべて』:社内向けのシステムを1つの製品(プロダクト)だと考えると、コーポレートIT担当は、いわば製品開発の責任者ということになります。利用者のニーズを踏まえて使いやすい製品を提供できるようになりましょう。
[共通] 事務職(正社員)
当社の事務職では「正社員として入社する場合」「契約社員から正社員に切り替わる場合」ともに、単なる作業員ではなく、現場のリーダーとして自社の課題解決に貢献し、契約社員や派遣社員の業務をサポートできるだけのスキル水準を期待しています。
①SPIの対策
事務職では細かい資料を扱いますので、多くの情報を素早く処理できる人のほうが、入社後すぐに活躍しやすいと言えます。頭を使うトレーニングとして、適性検査「SPI」の対策から始めてみてはいかがでしょうか。人気のSPI対策本としては『これが本当のSPI3だ!』『これが本当のWebテストだ!』等があるので、よかったら手に取ってみてください。
②ビジネスコミュニケーション
事務職は、別の部署や取引先など多様な関係者とやり取りを行うため、ビジネスコミュニケーションのスキルが求められます。独学にオススメとなる資格や書籍をご紹介します。
- 資格「秘書検定」:忙しそうな相手にどう話しかけるか?従業員や取引先からの依頼をどのようにお断りするか?など、働く上でのコミュニケーションの勘所を学ぶことができます。
- 書籍『ロジカル・シンキング練習帳』:相手に伝わる丁寧なビジネスメールやビジネスチャットを書けるようになるための書籍です。「Lesson →例題→練習問題」のステップで、少しずつスキルを身につけることができます。
- 書籍『世界で一番やさしい会議の教科書』:グダグダな会議に時間を浪費しなくなるための書籍です。「この会議はムダが多いな」と思ったときに、不満や愚痴で終わらせるのではなく、「こうすれば改善できるかも」と行動に移せるようになります。
- 書籍『リッツ・カールトンで学んだ マンガでわかる超一流のおもてなし』:周りから「気が利く人だな」「仕事ができる人だな」と信頼されるためのヒントが詰まっています。接客業や対面コミュニケーションを題材としていますが、事務職やメール/チャットに置き換えても通用する内容です。
③ITリテラシー
オフィスワークを行う上でIT(情報技術)に関する最低限の知識は必須となります。ツールの使い方やキーワード、大事な考え方を身につけておくと、職場で活躍しやすくなるでしょう。
- タイピング&ショートカットキー:1日中PCを使うことになるため、PCの操作には慣れておきましょう。「寿司打」というタイピングの練習サイトがあるので、毎日コツコツと練習して、最高難易度(10,000円コース)を突破できるように挑戦してみてください。
- 資格「ITパスポート」:ITに関する基本的な知識を体系的に学ぶことができます。専門用語が次々に出てくるので最初は少し大変かもしれませんが、IT企業で働く上ではぜひ知っておきたい知識です。
- 書籍『セキュリティの笑えないミスとその対策51』:情報漏洩などの注意事項を学ぶことができます。事務職は機密情報を扱う機会が多いため、セキュリティ意識の高さが求められます。
- 資格「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」:Word(文書)、Excel(表計算)、PowerPoint(スライド資料)、Outlook(メール・カレンダー)といったツールの使い方を学ぶことができます。当社ではMicrosoft OfficeではなくGoogle Workspaceがメインとなりますが、教材が豊富なため、学習用にはMOSをオススメしています。既に学校・職場でこれらのツールを使っている場合は、この資格を無理に取得する必要はないでしょう。
- 書籍『Google Workspace完全マニュアル』:当社ではGoogle Workspaceをメインで用いているため、基本的な機能を知っておいていただければと思います。ほとんどの機能は個人の無料Googleアカウントでも試すことが可能です。管理者機能はコーポレートIT担当のみ使います。
④タスク管理
オフィスワークでは、月末・月初や期末・期初などのタイミングに、同時並行で複数の仕事(タスク)が発生します。慌ててミスを重ねてしまったり、無理な残業でストレスを抱えてしまうのではなく、タスクを管理して、着実に1つ1つ対応していくことが重要です。参考書籍としては『マンガでわかる! 幼稚園児でもできた! ! タスク管理超入門』を読んでみてはいかがでしょうか。
⑤マニュアル作成・活用
オフィスワークでは、個人の記憶力やセンスに頼るだけではなく、仕組みづくりやマニュアル活用が重要となります。定型作業をマニュアル化していけば、新入社員のミスを減らし、ベテランの効率的な手順をチームに伝授できます。会社全体で余裕が生まれ、新しい挑戦に意識を向けられるようになります。
- 図解 無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい:分かりやすいマニュアルのコツ、全従業員にマニュアル利用を浸透させる方法、マニュアルがあるからこそクリエイティブな仕事ができることなど、マニュアルについての大事な考え方が網羅されています。
- テンプレート仕事術:メールのテンプレートや送信前チェックリストなど、ケアレスミスを防ぎ、作業スピードを向上させるための仕組みづくりについて紹介されています。
- 本当に使える業務マニュアル作成のルール:当社ではMicrosoft WordではなくGoogle Docsを利用しているため、ツールの使い方についてはGoogle Docsに読み替えていただければと思います。
- 誰でもわかる!業務フローチャートのつくり方:本書では「横型」のフローチャートで説明していますが、PC作業では画面を縦にスクロールするほうが一般的なので、当社では「縦型」を使います。
- はじめよう!プロセス設計 〜要件定義のその前に:ITシステム開発を想定した書き方になっていますが、「従業員=顧客」と捉えて、担当する事務作業に当てはめながら読み替えてみてください。
⑥文章力・資料作成
オフィスワークでは、別の部署や取引先など、立場の違う相手と文章・資料でコミュニケーションを取る場面があります。そのため、「文章・資料で相手にわかりやすく伝えるスキル」が必要となります。
「ドキュメンテーションに慣れていない」「自信がない」という人には、以下の書籍リストをオススメしています。ぜひ参考にしてください。
- ロジカル・シンキング練習帳(相手に伝わるメール文章の書き方)
- 文章力の基本(わかりやすい文章の書き方)
- 世界で一番やさしい 資料作りの教科書(ビジネスにおける資料作成の流れ)
- 入門 考える技術・書く技術(ロジカルライティングの全体像)
- 超スピード文章術(効率的な文章作成の流れ)
- 超・箇条書き(論点の構造化)
- 文章を整える技術(文章の推敲)
- 増補版 大人のための国語ゼミ(日本語の正しい文法)
- 一生使える 見やすい資料のデザイン入門(スライドの作り方)
- Google流資料作成術(資料に添付するデータ・図・表の作り方)
- GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた(ドキュメント文化での働き方)
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