株式会社セゾンテクノロジー様にて「データマネジメント」を題材とした新卒研修を行いました

株式会社風音屋(以下、風音屋)は、株式会社セゾンテクノロジー(以下、セゾンテクノロジー)様の新卒研修支援の一環として、データマネジメント研修を実施しました。

お客様のご活動

セゾンテクノロジー様は、金融や流通業を中心に、基幹システムやデータ活用基盤の構築・運用を支えるソリューションを展開されています。また、製品・サービスでは、長年市場をリードするファイル連携ミドルウェア「HULFT」や、クラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」を開発・販売しています。DXの加速やデータ利活用の重要性が増し、社会からの期待がさらに高まる中、次世代を担う新卒社員の早期育成に注力されています。

プロジェクト概要

前半はデータマネジメントについての講義、後半は仮想プロジェクトを題材としたメンタリングを行いました。
<前半:講義>
  • #1 はじめに
  • #2 Why - データマネジメントの重要性
  • #3 What - データマネジメントの11領域
  • #4 How - データマネジメント実践の手引き(データ項目編)
  • #5 How - データマネジメント実践の手引き(システム構成編)
  • #6 おわりに
 
<後半:伴走支援>
  • 週次のメンタリング(質疑応答・講評) x全4回

本研修の参加者

エンジニア職を中心とした、2025年度入社新入社員総勢19名にご参加いただきました。

本研修の特徴および資料サンプル

前半の講義編では、データマネジメントの重要性と対象領域を紹介しました。「大学生がExcelでゼミの期末レポートを作成する場面」を事例として取り上げてデータマネジメントの観点から解説を行いました。また、セゾンテクノロジー様の社内ナレッジと関連づけながら理解を深めました。
 
 
 
 
後半の実践編では、ITシステム開発にデータマネジメント観点を組み込むため、DFD(データフロー図)、E-R図、データソース一覧、サンプルデータの品質チェックといった成果物を作成する形式で演習を行いました。週1回のメンタリングを通じて、現場に直結する実践スキルの習得を目指しました。
配属後のシステム開発業務を見据え、データ設計・品質管理の考え方を学んでいただきました。
 
 
 

参加者の感想(一部抜粋)

講義について

“データマネジメントにおける11の領域を、Excelの例を使って説明していただいたので、わかりやすかったです。“
“理解度を確認しながら進めていただけたのが親切でよかったです。“
“具体例があり、わかりやすい解説でした。“
“図や表が多く、分かりやすかったです。“
“基本情報試験の対策として、データの活用については名称などを覚えるだけに留まっていましたが、その背景について学ぶことができ、よりこれまでの学習も定着しました。“
“今まで学んできたことが繋がっていることが実感できました。“
“DFDの作成方法の説明が良かったです。“
“データマネジメントの領域の解説において、自社の取り組みと関連づけて紹介されていたため、より強い興味を持ちました。“
“データの重要性から活用方法まで過去の歴史から学べたのでよかったです。“
“資料が非常にわかりやすく、今後のシステム開発についてよく理解することができました。“
“データマネジメントにおいて重要な部分や、今後の開発でどう運用していけばいいか、大枠を理解できました。“
“システム開発で意識しなければいけない内容が明確になりました。“
“具体的な内容を聞くことで今後の業務について想像ができてよかったです。“
“配属後のシステム開発に向けて、大変重要な内容だったと感じました。この研修で学んだことを活かして業務に取り組みたいと思います。“

メンタリングについて

“とてもわかりやすい解説でした。開発における疑問点の解消につながりました。“
“方向性の迷いや図の書き方などに対し、的確にアドバイスを下さいました。“
“的確な質問を行っていただけました。非常に助かりました。“
“チームの意図を汲み取って、より良い意見やフィードバックをご提示いただいた点がとても良かったです。“
“こちらの不明瞭な質問に対して、瞬時にやりたいことを理解し先回りするような質問を投げかけてくれたのが良かったです。実務的な話についてもっと知りたいと思いました。“
“DBの正規化などについて詳しく教えていただけてありがたかったです。“
“DB関連について細かく教えていただき、とても感謝しています。“
“技術的な分野やDFDなど専門的なところを教えてくださり助かりました。“
“相談事項に合わせて参考資料を提供いただけて良かったです。“
“データやシステム開発の話だけでなく、資料作成やプレゼンテーションについてまで丁寧に相談に乗っていただけました。とてもありがたかったです。“
“DFDやアーキテクチャ図の資料作成でたくさんフィードバックをいただけて助かりました。“
“メンタリングの時間でチーム開発のサポートを行っていただいたところが良かったです。“
“DFDの基本的な作り方を学ぶことができてよかったです。今回は講義の後に演習を行うという順番でしたが、演習期間中にDFDの作成レクチャーがあると、開発内容に合わせたDFD作成をより考えられるのではないかと思いました。“
 

技術支援だけではなく、ナレッジの提供を通した体制強化を

今回のセゾンテクノロジー様のケースでは、新卒社員が配属後すぐに「データを意識した設計・開発」に取り組めることを目指しました。
風音屋では研修サービスの提供を通して、クライアント企業の皆さまの体制強化を支援しています。今後も各社のデータマネジメント支援に引き続き尽力して参ります。
研修の受講にご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。